アンブレラとソフトボックスのお話

前に知り合いに「アンブレラとソフトボックスはどっちがいいの?」と聞かれたことがあります。
まぁ、どちらもフラッシュを拡散させる道具(この類の道具をディフューザーと呼びます)と言う意味では同じですが、用途に違いがあり、一概にどちらが良いとは言えなかったりします。
そんなこんなで、フラッシュ撮影を始めると疑問になる、ディフューザーのお話をしたいと思います。
 

そもそもディフューザーってなによ?

んで、ディフューザーの解釈(?)については諸説色々ありますが、私の理解としては

点光源を面光源に近づける道具

となるのかなと…えぇ、あくまで近づけるです。
と言うか、この場合の理想的な面光源はお空に輝く太陽なワケでして、しかし、アレと同じ面光源なんて物理的に作れるわけが無い!
ただ、撮影に限定すれば、撮りたいものすべてに光を均等に当てられるなら、それは太陽による面光源と変わらないわけでして、その辺を道具を使って何とか演出しようと言うのが、ディフューザーの一番のお仕事になります。
まぁ、当然、光源が初めから広ければディフューザーなんて道具も必要ないのですが、最近流行りのLEDライトを除けば、殆どの光源は点光源ですので致し方なしかなと(LEDライトも点のLEDを並べて面を作ってるに過ぎませんが、低発熱、低消費電力のLEDだから出来る芸当ではあります…蛍光灯はともかく、電球やフラッシュ光源で同じことやったら燃えます)。
なので、ディフューザーと言う道具を使い、光を広げる必要があるのです。

正解はない光の広さ

でわ、より光が広がればそれで良いのか?と言われれば、そう言うわけでもなく、大概は対象の被写体全体に光が当たれば十分なワケでして、とにかく光を散らせばいい!と言うものでもありません。それどころか、被写体に当たらず、漏れた光が背景に当たることで、他の背景が目立ってしまったりと、良くない方向に働く事もしばしばです。
まぁ当然、写る範囲の背景すべてに均等に漏れた光が当たるなら、それはそれでOKなのですがぁ…んな事は、狙ってやらない限り出来ません!
なので、光のコントロールと、散らせ具合は重要になってきます。

でわ、アンブレラとソフトボックスの違いってなによ?

で、この二つをザックリ分類するとすれば

アンブレラは少しでも広く光を散らしたい場合

ソフトボックスは光をコントロールしたい場合

 
に使うものと言えます。
※傘部分の深いアンブレラは光があまり拡散せず、ソフトボックスみたいに使えますし、内部反射させて広範囲に散らす目的のソフトボックスもありますので、例外はいくらでもあります…ただの目安です

んで、シロホリ(白い壁の部屋)などで、とにかく空間全体を光で包みたいなら、アンブレラが向きますし、雰囲気のある背景なので、被写体の顔だけ明るくしたいとかなら、ソフトボックスが向いていると言えます。
まぁ、この辺は撮りたいものと、演出をどうするか次第なので、その場で考えて選びましょ!と言う感じですが。

てな事で、私の使った感想含む軽いレビューを

※あくまで個人の感想です。信じても裏切ります

・透過白アンブレラ

とにかく散らしたい時用。
反射させるとさらに拡散させれますが、光が無駄になる傾向にあります。
どこかを明るくしたいと言うよりは、ある空間を明るくしたい時に使う感じで、狭いシロホリだと、コレ一つで光が回せたりします。

・白黒アンブレラ

表黒、内側白の反射前提のアンブレラです。一般的なアンブレラと言えばコレかと思います。
光を無駄にせず、拡散させられ、光も段階的に弱く成るので、ディフューザー自体の影も出辛いなど、使い勝手は良いです。
ただ、何処かだけ照らしたい!的な使い方には余り向きません。

・銀アンブレラ

内側が銀色のアンブレラです。光を強いまま反射させるので、白より硬めの光りとなり、この為、割とハッキリ被写体の影がでます。
あまり使い所が無い気がする(´=ω=`)

・集約型アンブレラ

傘の深いアンブレラです。効果はほぼソフトボックスでして、ソフトボックスカテゴリの機材でも、構造上はコレなものも多数あります。組み立て不要ですが、倒れると折れますorz

・箱型ソフトボックス

一般的なソフトボックスです。
光の形に直線が出るため、使い所がありますが、光の当たりどころを制御し易いので、扱い易いです。光の無駄も少ないです。

・円盤型ソフトボックス

レンズ周りに取り付けるタイプがよく見かける装着方法なソフトボックスです。
アイキャッチ(人の目に光の形が映ること。変な形が映るとかなり気になります)が四角くならないので、人物撮影には向きます。
私は使い所が分かりませんでした(´=ω=`)

・多角形型ソフトボックス

構造は色々で、傘式や組み立て式などあります。ソフトボックスの様に光を制御しやすく、かつ、角張った影が出づらく、光の形が丸に近い為、アイキャッチした時に四角くなり辛いです(距離によってはカクカクぽくは見えちゃいますが)。

・オパライト系

ソフトボックス内で反射させるタイプです。
光に角がなく、しかし、光の損失は少なめなので、それなりのコントラストも持ちます。とにかく、角はないけどコントラストはある、太陽に近い光と言われ、実際扱いやすいです。
その辺の特性もあって、人肌を綺麗に写せるとも言われており、別名ビューティーディッシュと呼ばれてたりします。
ちなみにアルミ製のものは傘部分が綺麗な円形なので、アイキャッチで丸い光を写せ、そう言う意味でも人物撮影に向いていると言えます。
ちなみに、私はこちらのなんちゃってオパライトを愛用してます。

てな事で、あくまで個人的な感想まじりですが、解説させて頂きました。
まぁ、大事な事なのでもう一回ですが、どれかで完璧!って事はなく、撮りたい雰囲気や自分の撮り方などで、向き不向きが出ます。なので、選択が重要で、まぁ、だからある程度買い揃えねば!って話になるわけです…お金かかります(´=ω=`)

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